簡単なブラインシュリンプの沸かし方【皿式】稚魚の餌
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Updated: Mar 12, 2021
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グッピーの稚魚に与える餌ですが、成魚用の餌を細かく砕いてもいいのですが、浮遊性の餌だと水面近くで成魚がどんどん食べてしまって稚魚に餌が回りづらいので、私はブラインシュリンプを沸かして与えています。
ブラインシュリンプは塩水湖に生息する動物プランクトンの一種なのですが、その乾燥した卵が袋に入って売られています。これを海水に入れると徐々に孵化していくので、卵を孵化させることを「沸かす」と表現しています。
専用の孵化器に卵と海水を入れてエアレーションをしながら水流を作ってあげると24時間ほどで孵化するらしいのですが、面倒なので私はとっても簡単な皿式で沸かしています。
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必要なものは乾燥卵、水、塩、プラスチックの容器など深すぎないもの。塩はテーブルソルトじゃなくてナチュラルなものを使用してください。
500mlのペットボトルの半分くらいに水道水と10グラム程度の塩を入れてシェイク!で、ペットボトルいっぱいになるまで水を足しいれたら海水は完成です。詳しい割合は卵を買うと付いてくる説明書に書いてあるので読んでください。
この海水を1センチほどプラスチックの容器に注ぎ入れて、ブラインシュリンプの卵をふりかけたらあとは待つだけ!暖かいと1日程度、寒くても3日も待てば孵化が始まります。
ブラインシュリンプの栄養価は孵化直後が一番高く、日にちが経つにつれてだんだんと低くなっていくらしいので、いっぺんにたくさん沸かして与え続けるよりも、少量の卵をこまめに沸かした方がいいことになります。私の場合は1週間に2回、250mlずつ沸かしています。卵一袋分だと多すぎるので数回に分けて使いますが、余った分は密閉できる袋に入れて冷蔵庫で保管しています。
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卵は茶色っぽい粉ですが、孵化するとオレンジ色になります。よーく見てみると、小さい奴らがピコピコ動いているのがわかります。光に集まる習性があるらしいので、ライトがある方向がオレンジに染まっているので、そこをスポイトで吸い取って、ピュ!と水槽に入れると、ブラインシュリンプたちが水中を行ったり来たり縦横無尽に動き回ります。これだったらみんなに餌が行き渡るので、小さな稚魚も食いっぱぐれません。グッピーたちは大喜びで追いかけて、パクッパクッと口に入れていくのですが、この様子がとってもかわいい。グッピーって餌を食べる時にびっくりするくらい口が伸びるんですよ。
水槽に入れる時に海水が入らないように濾してから入れる人もいるみたいですが、私は直入れです。魚が病気の時に塩浴をさせたりするくらいだから、大丈夫でしょう。今のところ問題なく育っていますよ。
成魚しか水槽にいなかった時には餌は1日1回少なめに与えていたのが、稚魚が生まれてからは、お腹の空いた成魚が稚魚を食べてしまわないように、1日3回与えています。帰宅した時や水槽に近寄った時に餌をもらえると思ったグッピーたちが大興奮して泳ぎまわって私に近寄ってくるので、どんどん愛着が湧いてきます。いっぱい食べて大きくなーれ。
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